仕事のリアル
2026年09月08日 公開 ・ 書類

職務経歴書に書くことがない人へ

あかり
あかり
台本がないと喋れない社会人/転職あるある担当
本ページにはアフィリエイト広告(PR)を含みます。掲載の基準はコンテンツポリシーをご覧ください。

この記事の内容

  1. 履歴書と職務経歴書は、役割が違う
  2. 経歴が短い人は「編年式」を選ばない
  3. 「何もしていない」を書ける形に変える
  4. 1行の型
  5. 未経験の職種に応募するときの書き方
  6. アルバイト・派遣・短期の職歴をどう扱うか
  7. やってはいけないこと
  8. 1枚目の上5行が勝負
  9. まとめ

「職務経歴書を出してください」と言われて固まる。書くことがない、というやつです。 私も1社目を1年半で辞めたとき、A4の白紙を前に30分座っていました。 ただ、これは経験が無いからではなく、書き方の型を知らないからです。

履歴書と職務経歴書は、役割が違う

まず混同しやすい2つを分けます。

履歴書職務経歴書
書くこと氏名・学歴・職歴・資格など事実の一覧何をやってきたか、何ができるか
形式ほぼ決まっている自由。A4で1〜2枚が一般的
読まれ方要件を満たしているかの確認会って話を聞くかどうかの判断

つまり、書類選考で実際に見られているのは職務経歴書のほうです。 履歴書を丁寧に書いても、こちらが薄いと通りません。

経歴が短い人は「編年式」を選ばない

職務経歴書の書き方には大きく2つの形式があります。

在籍1年で編年式を書くと、「2025年4月 入社/2026年3月 退職」の間が空白になり、 短さがそのまま強調されます。 キャリア式にして「担当業務」「工夫したこと」「使えるツール」で見出しを立てると、 同じ内容でも読み手の視線が期間から中身に移ります。

POINT

形式は自由です。自分の弱点が目立つ並べ方を、わざわざ選ばない。 テンプレートをそのまま使うと、たいてい編年式になります。

「何もしていない」を書ける形に変える

経験が浅い人がつまずくのは、業務が「言われたことをやっただけ」に見える点です。 ここは、次の3つの角度で掘ると必ず何か出てきます。

1. 数を思い出す

1日に何件処理したか。何人を相手にしたか。どのくらいの金額を扱ったか。 「電話対応」ではなく「1日30〜40件の問い合わせ対応」と書くだけで、 規模感が伝わる情報になります。正確でなくて構いません。

2. 変えたことを思い出す

手順をメモにまとめた、置き場所を決めた、テンプレートを作った、 確認のタイミングを変えた。 指示されずに自分で変えたことは、どんなに小さくても「改善の経験」です。

3. 困った場面と、そのときの動きを思い出す

クレーム、納期の遅れ、人手不足の日。 そのときに誰に何を相談し、どう動いたか。 結果が完璧でなくても構いません。見られているのは判断の仕方です。

1行の型

掘り出した材料は、次の型に流し込むと職務経歴書の文章になります。

【何を】+【どのくらい】+【どう工夫したか】+【結果】

結果の数字が出せない仕事もあります。その場合は結果を省いて構いません。 「どう工夫したか」まで書けていれば、十分に読める文章になります。

未経験の職種に応募するときの書き方

職種を変える場合、「その仕事の経験がない」ことは相手も分かったうえで読んでいます。 見られているのは経験の有無ではなく、 これまでの経験のうち、うちで使える部分がどれかです。 それを相手に探させると落ちます。こちらから示します。

やり方は単純で、応募先の求人票に書かれている業務内容を1つずつ見て、 自分の経験の中から近いものを当てにいきます。

求人票に書かれた業務当てにいく自分の経験(例)
電話・メールでの問い合わせ対応販売職でのクレーム対応、予約の電話受け
データ入力・書類作成日報・売上報告・シフト表の作成
在庫・納期の管理店舗の発注、棚卸し
社内外との調整他店舗との在庫融通、本部への報告
後輩の指導アルバイトへの業務説明、マニュアル作成

この対応表を作ってから書き始めると、 「販売職でした」ではなく「販売職で、御社が募集している業務のうちこの3つは日常的にやっていました」 という書類になります。同じ経歴でも、通り方が変わります。

アルバイト・派遣・短期の職歴をどう扱うか

正社員以外の経歴をどう書くかで迷う人は多いのですが、原則はシンプルです。

POINT

経歴に説明が要る箇所は、聞かれる前に書いておく。 書類の段階で疑問が残ると、面接に呼ぶ理由よりも呼ばない理由のほうが強くなります。

やってはいけないこと

1枚目の上5行が勝負

採用担当者は、1通あたり数十秒で目を通すことがあります。 そのため、1枚目の一番上に3〜5行の要約を置くのが有効です。

  1. これまで何をやってきたか(1行)
  2. その中で何ができるようになったか(1〜2行)
  3. 次に何をやりたいか(1行)

この5行が読まれれば、下は流し読みでも通ります。 逆に、いきなり時系列の職歴から始まると、 短い経歴が最初に目に入ることになります。

まとめ

書き上がったら、誰かに読んでもらうのが早いです。 20代向けの就職・転職支援サービスでは、書類の添削を無料で行っているところがあります。 自分では気づけない「伝わっていない箇所」は、他人が読むと一瞬で見つかります。

書類添削に対応しているサービスを見る

関連記事