「介護の仕事が向いていないのかもしれない」と感じたとき、 本当に向いていないのが介護そのものなのか、 今いる職場の形態なのかは、切り分けたほうがいい部分です。 同じ介護職でも、施設の種類によって1日の流れも夜勤の有無もまるで違います。
| 特別養護老人ホーム | 介護老人保健施設 | 訪問介護 | デイサービス | |
|---|---|---|---|---|
| 位置づけ | 生活の場(長期入所) | 在宅復帰を目指す中間施設 | 利用者の自宅へ訪問 | 日中の通所 |
| 夜勤 | あり | あり | 原則なし(夜間対応型を除く) | 原則なし |
| 関わり方 | 同じ利用者と長期間 | 数か月単位で入れ替わる | 1対1 | 集団+個別 |
| 医療・リハ職 | 看護職が配置 | リハビリ職の配置が手厚い | 基本は単独で訪問 | 看護職が配置 |
生活の場であるため、要介護度が高い方が長期間入所します。 身体介護の比重が大きく、夜勤もあります。 一方で、同じ利用者と長く関わるため、関係を積み重ねられるという性質があります。 「腰など身体の負担」がしんどさの中心になりやすい形態です。
在宅復帰を目標とする施設で、リハビリ職の配置が手厚いのが特徴です。 入退所の入れ替わりがあるため、 「利用者との関係を作りかけたところで退所になる」という感覚を持つ人もいます。 多職種と関わる機会が多く、連携が得意な人には向きます。
1対1で、利用者の自宅に伺う形です。 集団のペースに合わせる必要がない一方、 その場で判断しなければならない場面が多く、移動時間も発生します。 「人間関係の煩わしさが理由で辞めたい」人には合う可能性がありますが、 「一人で判断するのが不安」な人にはつらい形態です。
日中のみの通所のため、原則として夜勤がありません。 生活リズムを崩したくない人が最初に検討する選択肢になりやすい形態です。 レクリエーションの企画・準備が業務に含まれることが多く、 「介護以外の準備仕事」の量は事業所によって差があります。
| 今つらいこと | 検討できる方向 |
|---|---|
| 夜勤で生活リズムが崩れる | デイサービス、訪問介護(日中帯) |
| 身体的な負担が限界 | デイサービス、相談員・ケアマネ方向への転換 |
| 職員同士の人間関係 | 訪問介護(単独訪問が中心) |
| 一人で判断するのが不安 | 施設系(特養・老健)でチーム内の相談先がある環境 |
| 同じことの繰り返しに感じる | 老健(入退所の動き、多職種連携) |
「介護を辞める」の前に「形態を変える」がある。 資格・経験がそのまま活き、給与の落ち幅も業種転換より小さくなります。