仕事のリアル
2026年09月07日 公開 ・ 介護

同じ介護でも、職場の形態で働き方が変わる

田村みなみ
田村みなみ
介護・保育・看護のリアル担当
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この記事の内容

  1. まず4つの形態を並べる
  2. それぞれ、しんどさの種類が違う
  3. 「辞めたい理由」から形態を逆引きする
  4. 形態を変えるときに確認すること
  5. まとめ

「介護の仕事が向いていないのかもしれない」と感じたとき、 本当に向いていないのが介護そのものなのか、 今いる職場の形態なのかは、切り分けたほうがいい部分です。 同じ介護職でも、施設の種類によって1日の流れも夜勤の有無もまるで違います。

まず4つの形態を並べる

特別養護老人ホーム介護老人保健施設訪問介護デイサービス
位置づけ生活の場(長期入所)在宅復帰を目指す中間施設利用者の自宅へ訪問日中の通所
夜勤ありあり原則なし(夜間対応型を除く)原則なし
関わり方同じ利用者と長期間数か月単位で入れ替わる1対1集団+個別
医療・リハ職看護職が配置リハビリ職の配置が手厚い基本は単独で訪問看護職が配置

それぞれ、しんどさの種類が違う

特別養護老人ホーム(特養)

生活の場であるため、要介護度が高い方が長期間入所します。 身体介護の比重が大きく、夜勤もあります。 一方で、同じ利用者と長く関わるため、関係を積み重ねられるという性質があります。 「腰など身体の負担」がしんどさの中心になりやすい形態です。

介護老人保健施設(老健)

在宅復帰を目標とする施設で、リハビリ職の配置が手厚いのが特徴です。 入退所の入れ替わりがあるため、 「利用者との関係を作りかけたところで退所になる」という感覚を持つ人もいます。 多職種と関わる機会が多く、連携が得意な人には向きます。

訪問介護

1対1で、利用者の自宅に伺う形です。 集団のペースに合わせる必要がない一方、 その場で判断しなければならない場面が多く、移動時間も発生します。 「人間関係の煩わしさが理由で辞めたい」人には合う可能性がありますが、 「一人で判断するのが不安」な人にはつらい形態です。

デイサービス(通所介護)

日中のみの通所のため、原則として夜勤がありません。 生活リズムを崩したくない人が最初に検討する選択肢になりやすい形態です。 レクリエーションの企画・準備が業務に含まれることが多く、 「介護以外の準備仕事」の量は事業所によって差があります。

「辞めたい理由」から形態を逆引きする

今つらいこと検討できる方向
夜勤で生活リズムが崩れるデイサービス、訪問介護(日中帯)
身体的な負担が限界デイサービス、相談員・ケアマネ方向への転換
職員同士の人間関係訪問介護(単独訪問が中心)
一人で判断するのが不安施設系(特養・老健)でチーム内の相談先がある環境
同じことの繰り返しに感じる老健(入退所の動き、多職種連携)
POINT

「介護を辞める」の前に「形態を変える」がある。 資格・経験がそのまま活き、給与の落ち幅も業種転換より小さくなります。

形態を変えるときに確認すること

  1. 夜勤の回数と手当:夜勤を減らすと収入が下がることがあるため、 月額でいくら変わるかを先に計算する
  2. 人員配置:同じ形態でも、職員1人あたりの利用者数で負担はまったく違う
  3. 移動の有無と手段:訪問介護は自転車か自動車かで負担が大きく変わる
  4. 直近1年の退職者数:見学時に確認する。答えづらそうな反応自体が情報になる

まとめ

本記事は各施設形態の一般的な特徴を整理したものです。 実際の勤務条件・人員体制は事業所ごとに異なるため、応募前に個別にご確認ください。

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